私の手記- memoir -です


by masatokunkeio

映画 尼僧物語

オードリー・ヘプバーン(1959年)
キリスト教、修道院内の物語。
ヘップバーン演じる尼僧ルークは医師の父を持ち医学の知識をもつ。
コンゴ奥地で現地の人たちに医療活動で貢献したいと願うが思うようにならない。
試練(人智を越えた出来事)が多く起こり、そのたびにルークの心に葛藤が生じる。
大変な修身の結果、皆に愛され、敬愛される尼僧になって行くのだが最後は修道院を後に去って行くルーク。
女優業をやめ、子育て、ユニセフ親善大使の道を歩み出したヘップバーン自身の人生の縮図をそこに見て取れる。この尼僧物語で演じたルークがヘップバーンの精神生活に多大な影響を与えたことは言うまでも無いだろう。
まさに、生い立ちからその生き様においてオードリー・ヘプバーンこそが出来た名演がこの映画にある。
ローマの休日はヘップバーンの可憐な部分が取り上げられていたが、この尼僧物語ではヘップバーンのアイデンティティを巧みにメタファー化したものを見ることができる。
キリスト教色が極めて濃いので大半の日本人の精神性とそぐいにくい、理解しづらい部分が多いが、精神的活動が迷走している今日、万人に見て欲しい名作であることは疑いの余地が無い。
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by masatonet | 2011-08-22 12:30 | ヒトリゴト日記