結婚について考える(その2)

世の中、これほどまでに価値観が多様化していたことは人類史上今までない。
家電がここまで日常生活に浸透し、パーソナルコンピューター(携帯電話)を肌身離さず使う現代人。地球上の全ての国が同じ物質文明国で、豊かではないにもかかわらず、電子文明化の波がアマゾンの奥地にまで「価値観の多様化」を伝えている。

とは言え、未だに40年前のカビの生えた価値感上から動こうとしない人々が多くいるのも確かだ。

「ようやく息子(娘)も落ち着き、親として安心しております。」
「初宮をすませ、おじいちゃんとおばあちゃんが・・・」
「息子の太郎もお世話になった頃はハナタレでしたが、あれも結婚して・・」
「!!!子供が生まれました!!!」
等々

はっきり言うと、そんなどうでも良いことには興味ありません。
貴方の近況にだけは興味ありますが・・。

もう一度言うと、
多様化した価値観がうごめく現代に生きていて、独身やら結婚やら、孫やら、子供やら、そんなことどうでも良いのだ。不変不滅な価値があるのは「死」くらいで、それ以外はいちいち報告するまでもない。「それだけが人生ではない」時代が完全に到来しているからだ。そればかりワーワーギャーギャー言っている人達が馬鹿者にすら見えてくる。「哀れだな」と思っているようだが、フタを開けるとそう思われているのは実は「哀れだ」と思っている貴方の方だ。お気づきだろうか?

 もっとも、平素からお世話になっているならば報告くらいしないと失礼だろうが、それでもしつこい。ちょっと触れれば良いのに、何度も何度もくどい。「あんたね、他に喜びないの?」ってゆっくり目を見つめて問いたい。自分の子がセックスするようになって、合法的なセックス相手を見つけて喜ぶのはあんただけで結構。こっちはもっともっと人生エンジョイしているから貴方自身やら、貴方の子供のくだらない「痴話話」には興味一切なし。気持ち悪い。もっとも後進国では他に喜びがないが故に未だにセックスだけがはびこり、子供ばかり出来ているようだが、まったくその次元で止まっている。なんともはや、時代を逆行しているというか、ため息すら洩れない。本当に同じ時代で同じ国に住んでいるのだろうかと真面目に疑ってしまうのはなにもこの文章の筆者である私だけではないだろう。

 驚きは、いきなり出し抜けに十数年ぶりに便りやら電話を掛けてきて、式に出てくれをお願いするにしても、子供が生まれたにしても、
突然、阿呆なくらいテンションが高いまま、気狂いそのもので
「OOさん、おられますか!!!!!!?」
「家族のものですが、ご伝言を承りますが・・・・」
「いや、個人的なことですので」
なんて厚かましいことこの上ない。
なにが「個人的」だ。大体あんた自身がこちらの様子を伺うのが礼儀なのに、それを全くせず、自分の後進国的価値観を押しつけてくるので、もはや夜中の暴走族より始末が悪い。

前に触れた「甥甥、姪姪の行かず後家」にも当てはまるが、
全身が歪んでいる。いわんや心をや。


また再び言うが、

全ての人は、同じ価値観で生きているのではない。

 いきなり待ちで出会った見知らぬ人に自分の趣味の盆栽について詳しく話すのが迷惑であるのは周知の事実であるが、自分の興味あることは相手も興味あるはずだなんて、まったく小学校低学年レベルだ。押しつけも甚だしく、厚かましさを通り越して敵意さえ感じる。それに近いことをいきなりの電話や手紙でやっている愚かなカビの生えた人達が多いこと、実に腹立たしい。

 五十代で初めての子供を授かる女性が増えてくる時代なのだ。そんな時代に生きて、20,30,40で独身であることを哀れんでいるなら、それを哀れんでいる貴方を心から哀れみたい。と言うよりそんな人との縁は一刻も早く切りたい。小学、中学、高校、大学、入社、結婚、最初の昇進がすべて二十五歳までに終わっている時代は完全に終焉を迎えた。

 そのように進んでいない人を見ると、まるで動物園の動物を見るかのように哀れむような目つきでジロジロ見るが、正直なところ、ジロジロ見ている貴方には逆立ちしても理解できない価値観で生きている人々が、日々増えていって、その内、貴方のような人が最も嫌悪の対象になることを覚悟しておかれたい。
 幸か不幸か、全ては自分と同じ価値観しかないと思い、平気に孫の写真や話を家族以外の人にする人達は、その価値観が揺らぐことが極めて少ない。田舎に住む井の中の蛙であるジジババ(若い人でも)に価値観の拡大なんて不可能なのだ。ただ、不幸にしてその価値観が揺らげば、それが人生のいつであれ、大いに悩み苦しむことになるだろう。
 そして皆に嫌われ、子がいようが、孫がいようが、婿がいようが、嫁がいようが、孤独に死んでいく。それが21世紀であることをしっかり理解されたし。
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by masatonet | 2012-08-10 20:40 | ヒトリゴト日記