リモコン付きiMacと動画再生が可能になったiPod

***リモコン専用メニューまで表示可能な新型リモコン付きiMac***

 とうとうマックにリモコンが付きましたね。Apple remoteコントローラーと呼ばれる、そうiPod shuffleそっくりな形状を持ったリモコンでマックを遠隔コントロールすることが可能になりました。操作性能はなかなか良さそうですね。DVDプレイヤーとiTunes、そしてiPhoto等が遠隔操作できるようです。
 ソニーのVAIOは昔からリモコンを付けていました。「こんなたくさんボタンを付けて、実際使うの?!」なんて思えるほど多機能リモコン。恐らくほとんどの人が使わなかったと思います(笑)。しかし今回新型iMacに標準装着されたリモコンはいたってシンプル。アプリケーション切り替えのためのメニュー表示ボタンと再生ボタン、FFとREWボタン、ボリュームボタンです。大きさもコンパクト。パソコンを「限りなく家電へ近づけるため、そしてユーザー層を既存のパソコンユーザーだけにしないでTVユーザーへ広げるため」にリモコンを付ける。動画チャット用のカメラを標準装備させるなど、至れり尽くせり。値段も相当抑えられている。これだけ付けてこの値段かぁ〜と言った印象を受けます。ITバブルがはじけて来年はいよいよ氷河期! Apple社はiPodだけでその氷河期を乗り越えられるか、その不安が

Macintoshというクールなパーソナルコンピューターに、リモコンなどという「決してクールでない家電へのアプローチ」ものを付け、そのリモコン専用のメニュー表示まで作ってしまう

といった形で表現されたと言えます。私はかれこれPlusからマックを使っていますので20年以上Apple社製品を使っていますが、かつてのPerformaシリーズの苦い想い出を思い出させる今回のiMac。なんとしても「売れて欲しい」と願うばかりであります。




***動画再生が可能になったiPod***

 iPod Photoという製品がありました。実は私、そのユーザーなんです(笑)。(ちなみにiPodは4台持っていますが・・・)そのiPod Photoが出たときアップル社のCEOであるスティーヴ・ジョブズがMac EXPOで「iPodで動画を再生させることは全く考えていない」と公言していました。「写真表示こそがiPodに必要な機能」だとも言っていました。その公言からまだ2年ちょっと。今やiPod Photoはとうの昔になくなり、今回のこの騒ぎへ・・・。
 今回、その時の社長の公言を全く無視する製品が発売されました。流石にiPod Movieという名前にはなりませんでしたが、以前のiPodのカラー液晶を2周りほど大きくして解像度を上げ、動画(MPEG4等)を再生できるようにした「新・iPod」を発売。大きさは以前のより大きくなりましたが、厚みは相当薄くなりました。それにワイヤレスリモコン付きDock。ここのところアップル社は「リモコンにハマっているようで(笑)」今回出た新製品にはリモコンが付きまくりですよね(笑)。まあ、便利にはなったと思いますが。。。
 このラインナップからして、アップル社、かなり焦っていますね。iPodが飛ぶように売れて売れて、「ウヒヒヒヒ(^o^)」となっている同社は、iPodのデザインに限りなく似せたiMac G5を発売。それ程売れず、今回のリモコン事件へ(笑)。
ジョブズの発言を取り消すかのような、今回の新型iPod。動画再生を可能にしてソニー陣営に真っ向から対抗する姿勢。iPod miniをなくしnanoという画期的な薄さと軽さをもつ高容量フラッシュ型iPodをラインに入れ、ソニー陣営を圧倒。

つまり、本来Macintoshというパソコンを売らなくてはいけないアップル社が副業のiPod開発・販売によって支えられている昨今、深刻な問題、つまり

「アップルって、、、あ〜あのパソコン会社の・・・」

ではなく

「アップルって、、、あぁ〜あのiPodの・・・」

になってしまっているのです。実際、私のような往年のマックユーザーからすると「なんだか最近のアップルはパソコンを作っていないなぁ。RIOみたいにMP3プレーヤー販売会社になっちゃったかも」と思ってしまうイベント!?があまりにも多いのです。

そもそもアップル社は面白い会社で、売り上げを「合計金額」ではなく「個数」で示させるようです。つまり私みたいなエンドユーザーに対してマックに精通した店員が一生懸命説明して一台30万クラスのPowerMacG5を1台売ったとしても、イケメンだけでパソコンを全く知らないバイトの子が一台10万程度のiBookを2台以上を女の子達に売れば、そのバイトの子が褒められるという、なんだか変なシステムがあります。当然PowerMacよりiBookの方が単価が安いから売りやすいし買いやすい。コストパフォーマンスも良いから売れるに決まっている。PowerMacなんでバカバカ売れる製品ではないことは明白。一方iBookなんで誰が売っても「ある程度は売れる製品」なことも明白。しかし結果は、その「マックに精通した店員」が骨折り損のくたびれもうけになってしまうのです。当然、このシステムはiPodでも同じです。だからiPod Photoは発表されて間もなく姿を消した。うなずける結果と言うことなのです。
 とすると、エンドユーザーなんてどうでも良い、新規ユーザーをドンドン囲い込めという図式が出来上がってしまう。ここで起こる問題は、ただ一つ、

「エンドユーザーってなに?、新規ユーザーってなに?」なのです。


(つづく・・・)
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by masatonet | 2005-10-13 11:14 | Macフリーカー