私の手記- memoir -です


by masatokunkeio

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by masatonet | 2004-11-12 22:20 | 掲示板
ジャパニーズ マックフリーカーb0063673_2212936.jpg
原作2002.6 改訂2004.9

 かれこれ18年以上も前のことだ。私はすでにブラウン管に写るコンピューターの文字の虜になっていた。黒い画面に映る白か緑の文字。それを見て、いろんな想像力を働かせながら(自称プログラミング)をしていた。しかし当時のGUI無しの画面では英語が必ず必要だ。それもあって、あくまで(自称)と付けたのだ。まだ小学生だった私にはテクニカルタームがほとんどの英語といい、またプログラミング用語といい、ちんぷんかんぷんであったのは言うまでもない。しかし、まだ高級言語でのプログラムだったら多少は頑張ってやっていたように思う。
 当時は8ビット以下のマシンが主流。メモリも128Kとか。5インチ(3.5インチディスクのように堅くなく、黒くてペラペラのディスク)フロッピーが付いているのは高価なマシン。大体カセットテープが記録媒体の主流を占めていた。それも、いったんLoadやSaveとタイプしたら(クックンクックン)なんて音を立てながら読み書きをするので(早いとか遅いとか、スペックがどうのこうのとか言う次元を遙かに超越した)アナログそのものの世界。へたをすると、ごく簡単な一つの作業を終わらせるのに丸2日かかることなんてよくある話。
 Loadの音とSaveの音は微妙に違う。またディスクエラーの時の音も違う。テープの場合はもっと微妙。くるくる回って頭出しをし、ようやく再生。何度も何度もLoad(読み込み)に失敗。また、Save(書き込み)で、きちんと記録(いわゆる録音)されているかどうか不安でしょうがない。そんな毎日だった。しかも、白黒か、よくて単色(赤、緑、黄色、青)の画面。後はユーザーのイマジネーションが全てだった。そんな中、今となっては死語の(パソコン通信)なんてものが流行っていた。(こんにちは。元気ですか? ボクは元気です)程度の文章(もちろん全文カタカナかローマ字(英語)のまま)を送るのに四苦八苦。音響カプラだとかいう感動的な装置を、驚く無かれ、電話の受話器に取り付けて通信をする。つまり、まずダイヤルをして(おい、今から始めるぞ)という会話を肉声で行った後、相手と此方が両者同時に受話器に音響カプラを付けるのである。なっなんとケナゲナコトヲ。慌てて、パソコンで通信開始のプログラムをタイプする。クリックではない。マウスなんてモノは存在しない時代だ。すると、なんだか音が聞こえてくるのである。(ピーーーーーーガガガガガ)う〜ん。今日は調子がいいようだ。
 兎に角、パソコン通信中は静かにしていなくてはならない。すこしでもうるさいと上手く通信できないのだ。したがってその最中は無言&忍び足。

 (ピーーーーーーガガガガガ)というのはデータ送信の音。それを運ぶ音響カプラはとても繊細な装置。なんと外界の雑音もデータの音として捉えてしまうのだ。その程度なら当時小学生だったボクでも理解できた。いやしかし理解はしていても、けっして静かには出来なかった訳だが。
 しばらくすると相手のデータがこっちのパソコンに表示され始める。しかも感動的な遅さでもって・・・。その時、(うわ! 出てきた!!)嬉しくってうっかり声を出してしまった。ただパソコンは至って正常の(つもり)で動いていた。そこにいたボク以外の大人達の方が全員フリーズ&クラッシュ。その後のことはご想像にお任せする。
 無論、その当時パソコンは今のように(家電)ではない。ある程度知識のある人しか使えなかった。つまり、(オタク)のツールそのものだったのである。キャワイイ系ギャルや厚化粧のおばさま、第2次大戦経験者のお爺さま等が片手間にできるものでは決してなかった。いや、出来るわけがない。決して軽蔑しているのではない。それ程までに(分かりにくい)という意味なのだ。なんせ(プログラミング用の英語)が分からなくちゃいけない。その(プログラミング言語)が分からないと、画面が真っ黒のままなのだ。そこにたった一つの小さいカーソルが点滅しているだけの世界。それしかない世界!?なのだ。今なら(はぁ? なにこれ??)とか(まだ、起動していませんね)とか言われそうな状態。そこにキーボードで文字を打つ。英語で暗号のような文章を打って、リターンキーを押す。すると何かが起こる。色が出たり、(ビィー)とかいう音が出たり。なにがしか作業結果が出るのである。

 そんなある日のこと。といっても今からもう16,7年前のこと。小学校から帰ってきたボクは真新しい(変なコンピューター)を発見した。兎に角やたらに小さい。画面と本体が一体になっている。デザインは至ってシンプル。コードがごちゃごちゃない。それにコンパクトなキーボード。とにかく電源を見つけることに専念した。ボクみたいに機械に囲まれて育つと(取り扱い説明書)なんていらない。読みたくても、読んでも分からないのでは決してない。ただ単に必要ないのだ。やっとこさ、電源を発見。(パチ)と電源オン!すると(ジャーン)と音がした。(うわー、なんだか凄いよこれ!!)と期待に胸を膨らませているボク。改めてそのコンピューターの周辺をチェック。すると、、、、!?!?!?!!!機械好きのボクが、コンピューターのカタログを見るのが趣味だったボクが初めて見た装置があった。 なっなんだこれ! なんだかコードが一本とボタンが一つだけ付いた装置を発見。裏返すとボールみたいな物がその装置の中に入っているのが見える。そこに英語で(Apple XXXXX Mouse)とかいてある。ボクは考えた。(APPLEってリンゴだろ。このコンピューターって虹色のリンゴのマークがついてる。そしてこの装置にも。多分リンゴが目印なんだ!だからAppleって書いてあるんだ。 その後のXXXXXXは意味が分からないや。まあいいか。その後のMOUSE? これってマウスって読むの!?? 変だなぁ マウスゥ!!?!? ねずみのこと??)幼児期よりブリタニカの英語教室に行っていた甲斐がやっと役に立った瞬間だった。その装置を元に戻した。すると(ススー)と動いた。(えっ!!!これって動くの?) それを手で掴んで動かした。なるほど動かしやすい。しばらく動かして遊んでいた。コンピューターの画面はグレーの色一色で、真ん中に(四角い絵)が表示されていた。その中心には(?(クエスチョンマーク))が点滅していた。その(四角い絵)は間違いない。フロッピーのことだ。フロッピーって?? 私のいたずらを恐れた所有者がしまいこんだに違いない。そんなもん、この周りには無いよ〜。あるのはこのボールが入った装置とキーボードだけ。と思いつつ再びマウスをさわった。すると、画面の中の(黒い三角形)がそれにつられて一緒に動いた。(えっ! 今これ動いた?) まるでモノリス石版にさわった類人猿のごとき閃光が、私の全身を打った。
 
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by masatonet | 2004-11-12 22:13 | Macフリーカー